令和元年度禅をきく会(11月29日於:大田市あすてらす)

 11月29日、島根県大田市島根県立男女参画センター「あすてらす」にて令和元年度禅をきく会を開催いたしました。
 講師には愛知専門尼僧堂堂長、青山俊董老師をお迎えし「たった一度の人生をどう生きるかー勅題『光』によせてー」と題され、ご講義賜りました。
 青山老師は、私たちが生きていく上で、小さなことでも疎かにせず、大切に有難く全てのことに感謝、尊敬の念を持つこと。そして今をどう生きるかについて、自分と向き合い、何事にも一生懸命に取り組む姿勢が、仏道修行の根幹として自我、煩悩を取り除いた利他行に繋がるということ。どれだけ生きたかよりも、どう生きたかを問うてみる事が重要であると話されました。
 最後に私たちは仏の光に守られている。その光とは、感謝と懴悔の請願に他ならないと締め括られました。
 青山老師の穏やかなお言葉の中にも熱い想いと厳しさが垣間見えるご講義でした。大病を発症されながらも私たちの為に遠路ご足労いただきご指導賜りましたことに心より御礼申し上げます。
 また、当会開催に際しまして、島根県第1宗務所所長老師をはじめ宗務所のご老師方、教区長老師、青年会、寺族会、護持会関係各位の皆様方には大変お世話になりました。