令和元年度教化指導員研修会
6月11日、12日岡山市リーセントカルチャーホテルに於いて教化指導員研修会が開催されました。1日目の講義は宮城県普門寺副住職高橋悦堂老師に「臨床宗教師を考える~お寺の和尚さんと臨床宗教師~」「死生”感”を育む~東日本大震災と緩和ケアの現場から~」と題しご講義頂いた。
ご自身が東日本大震災を経験され、多くの方々の死を目の当たりにし、生きるとは、また死んでいくとは何かを考え続けた結果、臨床宗教師として緩和医療における心のケアに取り組んでおられる髙橋老師のお話は貴重であった。
人権学習では岡山県宗務所人権擁護推進主事樋口三城老師の「障がい者差別について」ご講義頂いた。障がい者差別の解消への取り組みの歴史、「障がい」の表記、障がい者差別解消法についてなど、私たちが普段見落としがちな障がいのある方たちへの合理的配慮の気づきを促していただいた。
二日目は岡山県警サイバー犯罪対策課から職員の方にお越しいただき、受講者の方に実際にパソコンを操作して頂きながら近年多発するネット上の犯罪手口などを説明頂いた。
今やインターネットの環境は私たちの生活の上では欠かせないものなってきている反面犯罪被害にあってしまう危険性もはらんでいる。パスワード管理なども含めネット操作の危機管理を徹底していかなければならないと感じた講義であった。
以上二日間に渡る研修会も無事に終わった。来年度は島根県第2宗務所管内で開催予定。