平成26年度青少年教化指導者研修会 (6月18日~19日 於:島根県)

6月5日、6日島根県浜田市「浜田ワシントンホテル」において教化指導員研修会を開催いたしました。
昨年度までは「青少年教化指導者研修会」と名称されていた研修会で主に青少年教化員を参加対象としていました。しかしながら時代の流れとともに現代社会に即応出来うる宗侶養成も含め青少年にとどまらず、幅広い年齢層に布教教化を対象とする中で「青少年教化員」を「教化指導員」と本年度より名称変更し、研修会も「教化指導員研修会」となりました。
名称変更した研修会の初年度は講師に曹洞宗総合研究センター委託研究員、東京都正山寺ご住職前田宥全老師をお招きし「自死に向き合うと」と題し、ご講義いただきました。死にたくて自死に至る人はおら
れず、「死ぬしかない」と追いつめられた結果であることを私たちは認識しなければならず、自死に対する無関心や偏見を払拭し、安心して悩める社会を目指さなければいけないと感じるご講義でありました。
人権学習ではNPO法人多文化共生と人権文化LAS理事の福原孝浩氏に「アイヌ民族ー歴史・文化―」と題し、ご講義いただきました。アイヌ民族の歴史などお話しいただき、知識を深める良い機会になりました。
2日目には上級終活カウンセラー石田ヒロミ氏に「終活を共に考える」題しご講義いただきました。「終活」という言葉が近年マスコミ、メディアにも取り上げられ、このことについて関心を寄せる人も多いと思います。受講者も上級終活カウンセラーという聞きなれない資格をお持ちになられる石田氏のお話に興味深く聞き入っておられました。
現代社会には関心を寄せなければならない多くの問題が存在することを改めて感じると共にこれに対応出来うる資質を養っていかなければならないと感じた2日間でした。