平成27年度第31回子ども禅インサマーセミナー(7月28日~30日於:鳥取県)

平成27年7月28日~30日まで、鳥取県三朝町「ブランナールみささ」を会場に第31回子ども禅インサマーセミナーを開催しました。

開会式の後に、田中統監による坐禅指導、そして講師の露の団姫先生より、紙芝居「小僧さんの地獄めぐり」を演じていただきました。元気な男の子が、「空想ですよね?」と質問していましたが、「地獄に行って帰ってきた人はいないので、空想か現実か分かりません。
本当だったら大変だから、嘘をついたりお友達をいじめたりしないように」と、諭して下さいました。

夕食後、露の団姫先生が落語「時そば」を、子ども達にも分りやすく披露下さいました。
その後、先生に教わりながら、子ども達も「た」抜き落語に挑戦しました。
翌朝は坐禅・朝課に続いてラジオ体操。朝食後、いよいよ国宝「投入堂」への参拝登山に出発です。

三徳山三佛寺の米田ご住職より、法話と参拝登山の注意を受け、列を組んで投入堂を目指しました。
体調の悪い子どもと、高い所が苦手な子どもは参拝を控えましたが、指導員の先生や大人の参加者のご協力、そして大きい子が小さい子の面倒をみながら、ほとんどの参加者が無事にお参りをすることが出来ました。参拝後の子供たちの顔はとても清々しく、たくましくも見えました。

その夜は、太神楽曲芸師、豊来家大治朗先生の実演と子供たちへのご指導、そしてキャンドルサービスに続いて各班が練習したスタンツを披露して、楽しい時間を過ごしました。

最終日は、隣接する「みささ美術館」でバイオリン奏者、生原幸太先生よりバイオリンについてのお話と演奏をいただき、それぞれ実際に楽器に触れてみました。
その後、閉会式では各賞の授与、そして各班より思い出の絵が発表されました。
最後に、田中統監より「来年もサマーセミナーに参加したい人?」の問いかけに、全員が元気よく「ハイ!」と答えた瞬間、大人たちみんな疲れが癒された感がありました。
地元の鳥取県宗務所様をはじめ管区内各宗務所様のご協力、そして指導員先生方の細やかなご配慮のお陰をもちまして、無事に円成出来ましたことに厚く御礼申し上げます。