禅 forum in 広島(曹洞宗中国管区教化センター主催2月25日於:アークホテル広島駅南)
2月25日(水)広島県広島市アークホテル広島駅南に於いて、中国管区教化センター主催の禅 fourm in 広島が開催された。田中哲彦統監より、主催者挨拶、続いてイス坐禅の仕方を参加者に指導する。その際に坐り方や姿勢を理解していただく為に、僧侶がステージ上で実際に見本を示した。短時間であったが、会場内は静寂を保つことが出来た。
講演の講師には、元広島東洋カープ投手の安仁屋宗八氏をお招きし、「転機を生かす」と題して、戦後アメリカの統治下、物資の少ない中での生活環境のお話から始まり、退路を断ってこそ成功につながる、好き嫌いを作らず、誰とでも同級生のつもりで付き合うこと等、野球の話を通じて、私たちの日常生活で役立つお話をいただいた。
特に、一軍投手コーチ・二軍監督を務められた経験より、両親や家族・友人を球場に招いた際には、その選手を一番いい場面で起用したエピソードをいただき、相手がどんなタイプの人間かよく見極めて指導すること、才能が伸びるか否かは、指導者・上司・先生また、親の指導方法に掛かっていると述べられた。また、ご自身の健康の秘訣についてもご披露いただいた。
会食懇談会では、参加者皆様、積極的に各テーブルの講師や僧侶方に質問をされていました。
また、予めアンケート用紙にご記入いただいた質問より、「お線香の立て方と焼香の仕方」「暦と仏教の関係」「お墓の移転について」等、センター布教師にお答え頂き、メモを執る姿も多く見られた。有意義な懇談会であったと感じた。