平成26年度布教協議会・講習会(9月11日~12日於:広島県)
9月11日(木)・12日(金)の両日、広島市アークホテル広島駅南に於いて中国管区教化センター布教協議会・講習会が開催された。
宗教間対話研究所所長、群馬県長楽寺住職の峯岸正典老師を講師としてお招きし、「求道としての布教そして宗教間対話Ⅰ・Ⅱ」と題して2講座お務めいただいた。
講義Ⅰでは真の宗教者の条件は①明るさ②積極的な優しさ③他人に寛容で自己の信心に厳しいこと④無限の厳しさと優しさであると説明された。そして、宗教団体が自画自賛という保守的集団にならない為に、道元禅師の「教えの殊劣で争ってはならない、行の深さをみよ」の意をくみ取った宗教間対話の必要性を説かれた。
講義Ⅱでは法話の心構えについてお話をいただき、特に人権の勉強をきちんとすることと、最終的には人柄が法話に出る為、日常の生活が大切であると示された。
人権学習では、広島県宗務所副所長兼人権擁護推進主事の三好光天老師を講師としてお招きし、同和対策から人権の擁護についてお話をいただいた。
そして、多様化する人権の課題とその相談件数を説明いただきました。
続いて、本年度は鳥取県宗務所、島根県第1宗務所、島根県第2宗務所の代表者により布教実演が行われ、教化センター統監・山陽側宗務所長3名と講師1名の合計5名に講評委員をお務めいただいた。
最後に、教化センター布教師 広島県少林寺住職 峯岡俊徳老師に、10分間の模範布教実演をして頂いた。
参加者:87名